香川県高松市にて開催されました。この会議で『目的を具体化してみる』ということに共感しました。例えば「豊かな街づくり」といっても経済的に豊かなのか、精神的に豊かなのか。「住みよい街づくり」「いきいきとした街づくり」といっても誰(お年寄り?若者?子供?)にとっての「住みよい」「いきいき」なのか。もっといえば街って何なのか?つくるって何なのか?そして、どうなれば目標を達成したと判断するのかということです。それは、年齢、性別、昼夜、職業などで採点がちがうからです。そこで、具体的に目標を掲げることで戦略は「○○するために最も効果的な手段は何か」「何をもって目標を達成したとするか」というように自ずと理論的に決まってきます。これからの岡崎市の地域プロジェクトについて、いくつもヒントが隠されていると思いました。充実した会議内容の2日間でした。
私が担当する「主要施設建設検討特別委員会の調査報告」があり、委員長報告がありました。本委員会は平成16年11月に設置以来、元気と活力を創出する拠点づくりを目標とし、保健所を核とした複合施設の整備を目指す『(仮称)岡崎げんき館』と、防災拠点機能を持つ分庁舎を早期に建設することとして『(仮称)東館』を始めとする庁舎等の整備について調査、研究を重ねてきました。『げんき館』では、「温水プールや会議室については可能な限り休祭日にも営業するとともに、他の公共施設のように午後5時で閉めるのではなく、できる限り遅い時間まで営業すべきである」「本市初のPFI事業であり、その成否によっては今後の民間活用事業に大きく影響を与えるモデルケースで、当局は開設後を民間に任せるだけでなく、利用者の確保やサービスの向上に最大限の努力をすべきである」『東館』では、東庁舎、西庁舎という名称では、その基になる中心の建物がないことになるため、どちらかを本庁舎とするなど、呼称を再検討すべきである」「市民が自分の行きたい場所を把握しやすくするため、あるいは混雑感を解消するために、東庁舎の入り口から窓口が一望できるような、見通しの良いロビーとすべきである」などの意見結果の発表がありました。
石綿管は、水道管の材料として施工性が良く比較的安価であったため、本市は昭和30年代から40年代にかけて多く使用してきました。しかし、材質的に強度が弱く、欠損事故が多発したため、漏水防止や耐震化の観点から、順次強度の高いダクタイル鋳鉄管へと布設替えを実施しています。総延長149514mに対して、平成16年度末の布設替え済み延長は142015mで、進捗率は95%です。引き続き道路整備工事などとの整合を図りながら、効率的な事業実施に努め、平成19年度を完成目標として布設替えを進めていくとの事です。次に『石綿管内の水道水の安全性について』ですが、厚生労働省の見解で「アスベストは呼吸器からの吸入に比べ、経口摂取に伴う毒性はきわめて小さく、また、石綿管内の水道水中のアスベストの存在量は問題となるレベルにないことから、水質基準の設定を行わない」となっています。また、WHO(世界保健機構)が策定・公表している飲料水水質ガイドラインにおいても「飲料水中のアスベストのついては、健康影響の観点からガイドライン値を定める必要はないと結論できる」としています。これらのことから、石綿管内の水道水のついては安全であると判断しているとの事です。