担当の文教委員会が開催されました 一般質問では「特別支援学校の地震対策」「津波防災教育」「福祉避難所」「キャリア教育」「総合型地域スポーツクラブ」「児童生徒の自殺対策」などについて質疑答弁がありました また 本県の教職員の休職者の内 うつ病などの精神疾患の占める割合は平成14年度で53.2%から平成21年度には60.5%となり全国の傾向と同様に少しずつ上昇しています そこで県教育委員会は主に精神疾患により休職中の教職員で病状が安定している方を対象として希望者に実施する任意制度の復帰支援プログラムを行っています 平成22年度は61件中59件で96.7%と希望者も増えてきているとのことです
県議会での初一般質問を行いました 今回は「愛知県がんセンター愛知病院」「有害獣による農作物の被害と対策」について質問しました (抜粋) 1.県立病院のあり方について Q.県立病院 岡崎市の「愛知県がんセンター愛知病院」について 西三河南部東医療圏の平成22年9月末現在の既存病床数は2176床で 基準病床数2860床に対して684床不足している また 医療施設における人口10万人当たりの医師数は この医療圏では128人ほどで 愛知県全体の191人を下回り 12医療圏のうちで4番目に少ない人数になっている このことは人口41万人を超える圏域に総合病院が岡崎市民病院一つしかないためであり医療資源が不足した地域と言わざるをえないと思う こうした中 愛知県第五次行革大綱を深掘りして取り組む「重点改革プログラム」が策定され「がんセンター愛知病院」が改革の対象にあげられた 機能分担の相手側とされた岡崎市民病院は様々な機能が集中しており 平成22年度の病床利用率は98%を超え 常に満床状態であり また 平成25年度の供用開始を目指して新棟建設が予定されており50床の増床とともに放射線治療装置を導入して がん治療の充実を図ろうとしている こうしたことが明らかになるにつれ 地元住民からは岡崎市民病院ががんの機能を充実していくわけだから 実のところ県は「がんセンター愛知病院」を廃止する方向で検討しているのではないかと不安の声が私のもとに多く届くようになったが病院事業庁として 具体的にどのように考えているのか? A.昨年12月に策定しました「行革大綱に係る重点改革プログラム」におきましては 愛知病院と岡崎市民病院の機能分担について関係機関と引き続き協議・検討を進めると位置付けております 愛知病院につきましては がん医療の充実・強化を図り 三河地域におけるがんセンターとして高度で専門的ながん医療の提供に努めてまいりました その結果 がんの手術件数では 乳がんや骨軟部組織の悪性腫瘍の分野におきまして三河地域でナンバーワンの実績となっているところであり 肺がんや胃がんの分野におきましても その実績を伸ばしているところです また 緩和ケアにつきましても地元から信頼が厚く 愛知病院にしかできない機能でありますので さらに充実してほしいという要望もいただいているところでもあります こうしたことから 病院事業庁としましては 愛知病院については がん診療機能や緩和ケア充実・強化に努め 三河地域のがん診療の拠点とする方向で検討してまいりたいと存じます 2.有害獣による農作物の被害と対策について Q1.本県におけるイノシシやサル シカなどの有害獣による農作物被害金額は平成21年度には1億9千万円だったが 平成22年度には3億4千万円と前年度に比べ1.8倍と急増している これらの農作物被害は山村地域のみではなく平坦地域においても増加している とにかく早く手を打たないと急激に生息地が拡大し被害がますます増加する 県では農作物の被害対策についてどのように考えているのか? A1.これまでの対策といたしましては 平成20年度以降 農林業団体や狩猟者団体等で組織する地域協議会や市町村に対して国の補助事業も活用して集中的に支援してまいりました その結果 フェンスと電気柵を合わせて410kmもの侵入防止柵や捕獲檻790基を設置することができました このほかに 農地と山林の境界にある雑木や草を刈ることによりイノシシなどが隠れる場所を無くす緩衝帯の設置やサルを追い払うモンキードックの育成訓練にも支援してまいりました 平成24年度から新たに「有害獣類捕獲対策事業」という県単独の補助金を創設し平坦地域での駆除を推進することといたします Q2.有害獣を寄せ付けない対策は重要だが生息数は変わらないため近隣に移動して新たな被害を及ぼすことになる 捕獲も併せて行うことが重要になる イノシシの捕獲頭数は平成21年度には4324頭であったものが平成22年度には8713頭と約2倍に急増しており シカと併せると1万頭を超えている しかし捕獲した有害獣はほとんど活用せず埋却処分している 地域おこしの一つとしてジビエ料理など食肉として活用できないものか? また県内で捕獲されている1万頭のうち岡崎市と新城市の2か所の獣肉解体処理施設で処理しているのは約6百頭と1割にも満たないことや新たな商品化や販路の開拓が必要など まだまだ多くの課題があるがどのように考えているのか? A2.県では平成22年度から「愛知県ふるさと雇用再生特別基金事業」を利用して これまで活用されてこなかったイノシシやシカの肉を「愛知県産ジビエ」として有効に活用する取り組みを行ってまいりました また レストランのシェフや食肉加工業者の方々を対象としたジビエ料理の試食会を7回開催したり イノシシ肉などを活用した4種類のレトルト食品を山村地域の特産品として 道の駅や名古屋市内の県産品アンテナショップ「ピピッとあいち」でも取り扱ってもらうなどジビエの販路開拓とPRに努めてまいりました 今後ともこれまでの取り組みを定着させるために新たなレシピや加工品の開発 販売に適した解体処理方法の研修会や消費者向けのPRイベントを開催して「愛知県産ジビエ」の需要が一層拡大されるように努めてまいります (大村知事答弁) 農作物被害対策として捕獲された有害獣の活用について 私からも答弁させていただきます 捕獲された有害獣を活用しようとする取り組みは 捕獲の推進や地域資源を有効活用した地域の活性化にも繋がるものとして 一石二鳥の効果が見込まれ 大変有意義なことと考えています しかしながら イノシシやシカの肉には一般的に「くせがある 硬い 臭い」というイメージがありますので それを払拭し おいしいことをPRする必要があると思います そこで 名古屋市で開催された「ふるさと全国県人会まつり」では 私が自らコックの姿をしてイノシシやシカの肉を焼いて多くの来場者に振る舞ったところ「大変おいしい」との評価をいただきました また 豊田市内の稲武で初めて開催した「ジビエ・グルメ・グランプリ」の会場内では 来場された皆さんから「イノシシやシカの肉を使った料理は意外 というより思ったよりおいしい」という意見をたくさんいただきました これまで埋却処分されてきたイノシシやシカが「愛知県産ジビエ」として県民の皆様に認知され 活用されるよう 今後とも色々な機会を捉えてPRしてまいります
愛知県立豊川養護学校 愛知県立三谷水産高等学校を調査しました 豊川養護学校は東三河を中心エリアに昭和54年4月に生徒数171名で開校 平成24年1月現在では生徒数502名に増加し 全国一の規模です(本宮校舎 平成21年4月開校) 進路状況は高等部卒業生71名 教育訓練機関等3名(4%) 就職14名(19.7%) 施設51名(71.8%) その他3名(4%)です 小学部(身辺処理や基本的生活習慣を身につける) 中学部(生活する力を育てる) 高等部(社会人としての基盤を養う)を目標に学び 他校との授業交流や共同学習を行っています 三谷水産高校は「海洋を知る」「海洋を利用する」「海洋を守る」「国際協力」について各分野における将来のスペシャリストを育成し 一言でいえば「海・水産物・船」に関する教育を行っています 生徒数は本科441名 専攻科43名で 愛知県を中心に岐阜県や鹿児島県からも在籍し23名が寮生活をしています 実習船「愛知丸」にも乗船しました 実習生は約2ヶ月 船舶運航の知識を学びながら カツオの一本釣りなどを体験します 共に愛知県として重要かつ必要な学習教育施設です