大村知事と共に日越友好愛知県議会議員連盟でベトナムの視察を行いました ・15日 セントレア→ハノイ市 在ベトナム日本国大使館 ・16日 トヨタモーターベトナム 経済交流会 ・17日 三菱重工エアロスペースベトナム 名古屋大学日本教育研究センター ハノイ市→ホーチミン市 ・18日 在ホーチミン総領事館 ホーチミン市役所 留学生交流会 ・19日 ベンチェ省知事・書記長訪問 グエンディンチュー病院 ザオロン工業団地 ツーズー病院 ・20日 ホーチミン市→セントレア 正式にはベトナム社会主義共和国 国土は南北に長く 北に中国 西にラオス カンボジアと国境を接しています 首都はハノイで最大の都市はホーチミン 経済はIMFの統計によると2010年のGDPは1019億ドルで長野県とほぼ同じ規模 移動手段はオートバイが生活の道具となっていて とにかく通行量がすごかったです 今回 大村知事はセントレアのベトナム便の増便 県の企業のベトナム進出支援 医療分野の協力などを協議しました 写真はツーズー病院訪問時です この病院で結合双生児の分離手術が日本から派遣された医師団の医療技術の提供で行われました ドクさんはツーズー病院の事務員となり 今は結婚して 双子のお子さんがいます 富士山と桜にちなんで ふじちゃん さくらちゃんと命名されたそうです
担当の文教委員会が開催されました 一般質問では「特別支援学校の地震対策」「津波防災教育」「福祉避難所」「キャリア教育」「総合型地域スポーツクラブ」「児童生徒の自殺対策」などについて質疑答弁がありました また 本県の教職員の休職者の内 うつ病などの精神疾患の占める割合は平成14年度で53.2%から平成21年度には60.5%となり全国の傾向と同様に少しずつ上昇しています そこで県教育委員会は主に精神疾患により休職中の教職員で病状が安定している方を対象として希望者に実施する任意制度の復帰支援プログラムを行っています 平成22年度は61件中59件で96.7%と希望者も増えてきているとのことです
県議会での初一般質問を行いました 今回は「愛知県がんセンター愛知病院」「有害獣による農作物の被害と対策」について質問しました (抜粋) 1.県立病院のあり方について Q.県立病院 岡崎市の「愛知県がんセンター愛知病院」について 西三河南部東医療圏の平成22年9月末現在の既存病床数は2176床で 基準病床数2860床に対して684床不足している また 医療施設における人口10万人当たりの医師数は この医療圏では128人ほどで 愛知県全体の191人を下回り 12医療圏のうちで4番目に少ない人数になっている このことは人口41万人を超える圏域に総合病院が岡崎市民病院一つしかないためであり医療資源が不足した地域と言わざるをえないと思う こうした中 愛知県第五次行革大綱を深掘りして取り組む「重点改革プログラム」が策定され「がんセンター愛知病院」が改革の対象にあげられた 機能分担の相手側とされた岡崎市民病院は様々な機能が集中しており 平成22年度の病床利用率は98%を超え 常に満床状態であり また 平成25年度の供用開始を目指して新棟建設が予定されており50床の増床とともに放射線治療装置を導入して がん治療の充実を図ろうとしている こうしたことが明らかになるにつれ 地元住民からは岡崎市民病院ががんの機能を充実していくわけだから 実のところ県は「がんセンター愛知病院」を廃止する方向で検討しているのではないかと不安の声が私のもとに多く届くようになったが病院事業庁として 具体的にどのように考えているのか? A.昨年12月に策定しました「行革大綱に係る重点改革プログラム」におきましては 愛知病院と岡崎市民病院の機能分担について関係機関と引き続き協議・検討を進めると位置付けております 愛知病院につきましては がん医療の充実・強化を図り 三河地域におけるがんセンターとして高度で専門的ながん医療の提供に努めてまいりました その結果 がんの手術件数では 乳がんや骨軟部組織の悪性腫瘍の分野におきまして三河地域でナンバーワンの実績となっているところであり 肺がんや胃がんの分野におきましても その実績を伸ばしているところです また 緩和ケアにつきましても地元から信頼が厚く 愛知病院にしかできない機能でありますので さらに充実してほしいという要望もいただいているところでもあります こうしたことから 病院事業庁としましては 愛知病院については がん診療機能や緩和ケア充実・強化に努め 三河地域のがん診療の拠点とする方向で検討してまいりたいと存じます 2.有害獣による農作物の被害と対策について Q1.本県におけるイノシシやサル シカなどの有害獣による農作物被害金額は平成21年度には1億9千万円だったが 平成22年度には3億4千万円と前年度に比べ1.8倍と急増している これらの農作物被害は山村地域のみではなく平坦地域においても増加している とにかく早く手を打たないと急激に生息地が拡大し被害がますます増加する 県では農作物の被害対策についてどのように考えているのか? A1.これまでの対策といたしましては 平成20年度以降 農林業団体や狩猟者団体等で組織する地域協議会や市町村に対して国の補助事業も活用して集中的に支援してまいりました その結果 フェンスと電気柵を合わせて410kmもの侵入防止柵や捕獲檻790基を設置することができました このほかに 農地と山林の境界にある雑木や草を刈ることによりイノシシなどが隠れる場所を無くす緩衝帯の設置やサルを追い払うモンキードックの育成訓練にも支援してまいりました 平成24年度から新たに「有害獣類捕獲対策事業」という県単独の補助金を創設し平坦地域での駆除を推進することといたします Q2.有害獣を寄せ付けない対策は重要だが生息数は変わらないため近隣に移動して新たな被害を及ぼすことになる 捕獲も併せて行うことが重要になる イノシシの捕獲頭数は平成21年度には4324頭であったものが平成22年度には8713頭と約2倍に急増しており シカと併せると1万頭を超えている しかし捕獲した有害獣はほとんど活用せず埋却処分している 地域おこしの一つとしてジビエ料理など食肉として活用できないものか? また県内で捕獲されている1万頭のうち岡崎市と新城市の2か所の獣肉解体処理施設で処理しているのは約6百頭と1割にも満たないことや新たな商品化や販路の開拓が必要など まだまだ多くの課題があるがどのように考えているのか? A2.県では平成22年度から「愛知県ふるさと雇用再生特別基金事業」を利用して これまで活用されてこなかったイノシシやシカの肉を「愛知県産ジビエ」として有効に活用する取り組みを行ってまいりました また レストランのシェフや食肉加工業者の方々を対象としたジビエ料理の試食会を7回開催したり イノシシ肉などを活用した4種類のレトルト食品を山村地域の特産品として 道の駅や名古屋市内の県産品アンテナショップ「ピピッとあいち」でも取り扱ってもらうなどジビエの販路開拓とPRに努めてまいりました 今後ともこれまでの取り組みを定着させるために新たなレシピや加工品の開発 販売に適した解体処理方法の研修会や消費者向けのPRイベントを開催して「愛知県産ジビエ」の需要が一層拡大されるように努めてまいります (大村知事答弁) 農作物被害対策として捕獲された有害獣の活用について 私からも答弁させていただきます 捕獲された有害獣を活用しようとする取り組みは 捕獲の推進や地域資源を有効活用した地域の活性化にも繋がるものとして 一石二鳥の効果が見込まれ 大変有意義なことと考えています しかしながら イノシシやシカの肉には一般的に「くせがある 硬い 臭い」というイメージがありますので それを払拭し おいしいことをPRする必要があると思います そこで 名古屋市で開催された「ふるさと全国県人会まつり」では 私が自らコックの姿をしてイノシシやシカの肉を焼いて多くの来場者に振る舞ったところ「大変おいしい」との評価をいただきました また 豊田市内の稲武で初めて開催した「ジビエ・グルメ・グランプリ」の会場内では 来場された皆さんから「イノシシやシカの肉を使った料理は意外 というより思ったよりおいしい」という意見をたくさんいただきました これまで埋却処分されてきたイノシシやシカが「愛知県産ジビエ」として県民の皆様に認知され 活用されるよう 今後とも色々な機会を捉えてPRしてまいります