建国記念の日が祝日として復活(昭和41年6月)して以来 本市では市民の皆さんの主催で毎年開催していて 今回が43回目になります 建国記念の日をお祝いしながら 日本の稲作 お米を中心とした食料自給のあり方を考えてみました 現在の日本の農業は国際的自由化の波と食料自給率の低下 また農業自給者の減少と高齢化により危機的状況だと思います しかし 食料安保のため 国民の健康のため 環境を守るため 文化を守るために 日本人の主食 お米を守らなければなりません 日本人の暮らしは稲作と共にあり 歳時記や年中行事は稲作の必要性から生まれたものです また 労働集約型の灌漑稲作は 勤勉で集団の和を大切にする民族性を養ってきました 農業の危機を時代の流れだと簡単に見過ごしてはならないと今日改めて思いました
午前は都市整備部都市計画課より「都市計画マスタープラン全体構想骨子案」について説明を聞きました これは本市の都市計画に関する基本方針を定めるもので 平成32年を目標年次として「総合計画(基本構想)」や県の都市計画区域マスタープランなどに即して策定するものです 将来都市構想を市街地 農住共生 自然環境保全・共生 森林ふれあい・共生の4つのゾーンに分け 地域別構想素案をこれからまとめていきます 午後は経済建設委員が担当する蒲郡市競艇運営事業の視察で蒲郡競艇場に出かけました 平成18年度からオールナイター180日開催となり 売り上げ 入場者数の向上に期待しているとのことです ここは売り上げ貢献にと 賭け事には興味ないにもかかわらず無謀な挑戦をしてみましたが 案の定ひとつも当たらず(やっぱりダメじゃん!)帰りは無口なそのちゃんでした・・・
企画政策部政策推進課より「岡崎市総合交通政策(案)」「まちバス運行状況」「まちバス運行計画の変更」「路線バスの維持に関する懇談会」について説明を聞きました まちバスは岡崎げんき館が平成20年3月1日に開館するため東西ルートの変更 停留所の追加 ダイヤの変更を実施します まちバスについてはすぐに乗客が増加し利益が出ないと思いますが ある程度長期運行し見極めることが必要です また 地域内交通の整備として交通不便地域(バス路線廃止申出・不採算路線)におけるコミュニティーバス・タクシーの導入を来年度実走運行できるよう検討を進めます
美合地区に遊水地の整備が計画されています 前回は計画の概要 事業の進め方の説明でしたが 今回は測量・現地調査の進め方 地権者に対する説明会などについて話し合いました 乙川遊水地は 現況地盤から2~3m掘削する計画で 掘削に伴い遊水地周辺の被圧地下水が低下する恐れがあります そうなると周辺の地盤沈下や井戸枯れなどの心配も出てきます そのためボーリング調査・土質試験の実施が必要となります そこで次回は地権者全員を対象に説明会を開催することになりました やはり情報公開は大切です いろいろな方の意見・要望を聞くことが問題解決・計画前進の第一歩だと私は思います
公共交通対策特別委員長として是非とも聞きたいと思い参加しました 車社会は「いつでも」「何処へでも」「大きな重たい荷物も」「天候に関係なく快適に」「プライバシーも守れて」・・・ とにかく車は便利な乗り物だと またモビリティ(移動性)の飛躍的な向上にもつながりました しかし その一方で交通渋滞の恒常化 交通事故 地球温暖化への影響 居住地・商業地の郊外化などの問題も発生しています そこで実際に公共交通はどうなったかというと 交通手段別利用率の昭和46年のデータ(中京都市圏総合都市交通計画協議会)では鉄道8.3% バス6.4% 自動車31.3%だったのが平成13年には鉄道10.0% バス1.4% 自動車56.3%になり みんなバスに乗らなくなったことが分かります これからの都市交通におけるバスの活用で 地域から求められるサービスは①分かりやすい(どこを通るか どこに停まるか いつ来るか どれに乗ればいいか)②乗りやすい(乗降が楽 乗っていても楽)③料金が妥当などが挙げられますが これからは「乗って楽しい乗り物」が必要になるのではという意見が出ました また 最初から満点はとれない 需要はすぐには増えない 他人事と思わず 守り育てる意識 努力の継続が大切とのことです 本市は名鉄バス14路線廃止の申し出から協議し 当面市が赤字補填することで維持することにしましたが 利用者減少で将来的には維持は困難です これからは市民・行政・交通事業者と協働しながら「創り守り育てる」公共交通として持続可能な交通サービスに見直していきます
西野浄水場について三原市水道局の説明を聞きました 水の浄水方法は大きく分けて「急速ろ過方式」と「緩速ろ過方式」があります このうち三原市水道局では緩速ろ過方式を採用しています この方式は自然で行われていることを人工的に再現し薬品を使用せず自然にやさしい浄水でおいしい水をつくることができるのが特徴です しかし水をつくるのに時間がかかり また大きなろ過池が必要なため広大な土地が必要で しかも原水がきれいでなければなりません 個人的には本市は 汚れが激しい水に対してもそれなりに対応することができ また狭いろ過面積で時間当たりの浄水能力の高い急速ろ過方式が良いのではないかと思いました 写真は太陽光発電システムで 浄水池兼配水池の上へ太陽光に向かってできるだけ長く光を受けられるよう角度をつけて設置し発電しています 天気が良ければ一時間で100kWhの発電が可能で これは家庭での平均使用量の約25軒分にあたります
経済建設委員会での視察で 尾道市「おのみちフィルム・コミッション」について説明を聞きました フィルムコミッションと言えば 私が「純情きらり」の時期に岡崎の観光施策の提案として一般質問をしたこともあります 今回 再確認したところ 短期的効果は①ロケ隊の宿泊や食事代・機材購入・レンタカーの借上げなどの直接的経費②街の賑わい創出・地元住民の盛り上がりが期待され 長期的効果は①街や地域の知名度向上②観光集客力強化③映像文化・芸術の振興④住民の「我がまち」意識高揚などが期待されます 驚いたのは 市と商工会議所と観光協会が連携しているとのことだが 実際には市の担当職員が一人でやっていて しかも予算は平成19年度で38万7千円(主な支出は全国FC連絡協議会会費10万円 総会出席旅費19万1千円 リーフレット印刷9万5千円)の低予算で事業運営していることです 本市も額田地区が加わり新たに歴史・自然・町並みなど財産が増えました 撮影隊のアクセスもセントレア 東名高速など有利だと思います(新幹線駅はちょっと遠いか?) 市のお金でPRしようとすれば多大な金額がかかりますが 民間企業の資金で本市がPRでき 岡崎市の魅力を全国に向け情報発信できるのではないかと感じました
皆さん「サステナブル都市」という言葉をご存知でしょうか? これは 環境の良さと経済の活力を両立させながら生活面でも快適に過ごせるサステナブル(持続可能な)都市のことです ある新聞社が各種の指標(環境 経済・財政 暮らしなど合計71の指標)をもとに独自に順位付けしたところ 我が岡崎市は全国で6位でした 1位は東京都三鷹市 2位東京都武蔵野市 3位埼玉県戸田市 4位千葉県浦安市 5位愛知県豊田市と続きます その他 愛知県では8位田原市 9位刈谷市 11位小牧市 17位日進市など上位は自動車関連産業が集積し経済が好調な中部圏がたくさん占めています ヨーロッパなどでは後世に環境や財政悪化のツケを残さないサステナブル都市を目指す動きが加速し 日本でも都市を評価する尺度として注目が高まりそうとのことです
今年もマスコミに各地の荒れた成人式が取り上げられていました ある自治体では会場にアルコール探知機を導入したところもありました 本市の成人式は少々ハプニングはあったものの ほぼスムーズに進行したと思います 成人の日にいつも思うことは「自由(リバティー・フリーダム)」についてです 成人になることは自由になることと思っている人がたくさんいるように感じます しかし ある本には「自由とはとかく人間のわがままを助長するもの 自由の持つ危険な要素への認識も必要 自由の根源には道理がある 道理を踏まえているから自由たりえる」とあります この日からスパッと成人として肉体的精神的に変化するものでなく やはり自らが強い意志を持ちしっかりと自覚しながら ある人は早く ある人はゆっくりと変化していくものだと私は考えます