公共交通対策特別委員長として是非とも聞きたいと思い参加しました 車社会は「いつでも」「何処へでも」「大きな重たい荷物も」「天候に関係なく快適に」「プライバシーも守れて」・・・ とにかく車は便利な乗り物だと またモビリティ(移動性)の飛躍的な向上にもつながりました しかし その一方で交通渋滞の恒常化 交通事故 地球温暖化への影響 居住地・商業地の郊外化などの問題も発生しています そこで実際に公共交通はどうなったかというと 交通手段別利用率の昭和46年のデータ(中京都市圏総合都市交通計画協議会)では鉄道8.3% バス6.4% 自動車31.3%だったのが平成13年には鉄道10.0% バス1.4% 自動車56.3%になり みんなバスに乗らなくなったことが分かります これからの都市交通におけるバスの活用で 地域から求められるサービスは①分かりやすい(どこを通るか どこに停まるか いつ来るか どれに乗ればいいか)②乗りやすい(乗降が楽 乗っていても楽)③料金が妥当などが挙げられますが これからは「乗って楽しい乗り物」が必要になるのではという意見が出ました また 最初から満点はとれない 需要はすぐには増えない 他人事と思わず 守り育てる意識 努力の継続が大切とのことです 本市は名鉄バス14路線廃止の申し出から協議し 当面市が赤字補填することで維持することにしましたが 利用者減少で将来的には維持は困難です これからは市民・行政・交通事業者と協働しながら「創り守り育てる」公共交通として持続可能な交通サービスに見直していきます
西野浄水場について三原市水道局の説明を聞きました 水の浄水方法は大きく分けて「急速ろ過方式」と「緩速ろ過方式」があります このうち三原市水道局では緩速ろ過方式を採用しています この方式は自然で行われていることを人工的に再現し薬品を使用せず自然にやさしい浄水でおいしい水をつくることができるのが特徴です しかし水をつくるのに時間がかかり また大きなろ過池が必要なため広大な土地が必要で しかも原水がきれいでなければなりません 個人的には本市は 汚れが激しい水に対してもそれなりに対応することができ また狭いろ過面積で時間当たりの浄水能力の高い急速ろ過方式が良いのではないかと思いました 写真は太陽光発電システムで 浄水池兼配水池の上へ太陽光に向かってできるだけ長く光を受けられるよう角度をつけて設置し発電しています 天気が良ければ一時間で100kWhの発電が可能で これは家庭での平均使用量の約25軒分にあたります
経済建設委員会での視察で 尾道市「おのみちフィルム・コミッション」について説明を聞きました フィルムコミッションと言えば 私が「純情きらり」の時期に岡崎の観光施策の提案として一般質問をしたこともあります 今回 再確認したところ 短期的効果は①ロケ隊の宿泊や食事代・機材購入・レンタカーの借上げなどの直接的経費②街の賑わい創出・地元住民の盛り上がりが期待され 長期的効果は①街や地域の知名度向上②観光集客力強化③映像文化・芸術の振興④住民の「我がまち」意識高揚などが期待されます 驚いたのは 市と商工会議所と観光協会が連携しているとのことだが 実際には市の担当職員が一人でやっていて しかも予算は平成19年度で38万7千円(主な支出は全国FC連絡協議会会費10万円 総会出席旅費19万1千円 リーフレット印刷9万5千円)の低予算で事業運営していることです 本市も額田地区が加わり新たに歴史・自然・町並みなど財産が増えました 撮影隊のアクセスもセントレア 東名高速など有利だと思います(新幹線駅はちょっと遠いか?) 市のお金でPRしようとすれば多大な金額がかかりますが 民間企業の資金で本市がPRでき 岡崎市の魅力を全国に向け情報発信できるのではないかと感じました
皆さん「サステナブル都市」という言葉をご存知でしょうか? これは 環境の良さと経済の活力を両立させながら生活面でも快適に過ごせるサステナブル(持続可能な)都市のことです ある新聞社が各種の指標(環境 経済・財政 暮らしなど合計71の指標)をもとに独自に順位付けしたところ 我が岡崎市は全国で6位でした 1位は東京都三鷹市 2位東京都武蔵野市 3位埼玉県戸田市 4位千葉県浦安市 5位愛知県豊田市と続きます その他 愛知県では8位田原市 9位刈谷市 11位小牧市 17位日進市など上位は自動車関連産業が集積し経済が好調な中部圏がたくさん占めています ヨーロッパなどでは後世に環境や財政悪化のツケを残さないサステナブル都市を目指す動きが加速し 日本でも都市を評価する尺度として注目が高まりそうとのことです
今年もマスコミに各地の荒れた成人式が取り上げられていました ある自治体では会場にアルコール探知機を導入したところもありました 本市の成人式は少々ハプニングはあったものの ほぼスムーズに進行したと思います 成人の日にいつも思うことは「自由(リバティー・フリーダム)」についてです 成人になることは自由になることと思っている人がたくさんいるように感じます しかし ある本には「自由とはとかく人間のわがままを助長するもの 自由の持つ危険な要素への認識も必要 自由の根源には道理がある 道理を踏まえているから自由たりえる」とあります この日からスパッと成人として肉体的精神的に変化するものでなく やはり自らが強い意志を持ちしっかりと自覚しながら ある人は早く ある人はゆっくりと変化していくものだと私は考えます
12月3日からスタートした12月議会も本日で閉会です 付託された公共交通対策特別委員会の請願第5号の審査結果は「廃止申し出路線に対しても存続を図っていく一方で 交通政策会議を立ち上げ将来を見据えた公共交通の検討を進めるなど 既にきちんとした方針をもって対応を進められており採択の必要はない」「廃止申し出路線存続という請願の趣旨は既に達成されている 今後は要望という旧来型の市民参加ではなく 市民協働による積極的な活動を進めていくべきであるということを踏まえ反対とする」「市民協働 市民主導による地域ごとの検討も進められており より地域に合った交通対策が進められるのを見守りたく賛成することは控えたい」との理由・意見で不採択となっていましたが 本会議においても採決され 賛成多数で不採択となりました 今後も公共交通対策特別委員会で議論していくことになります
12日(水)の経済建設委員会では 市営住宅の外国人入居世帯について聞いたところ 12月1日現在 2622世帯入居のうち 248世帯9.5%が外国人で 1番がブラジルで外国人世帯全体の75.4% 次にフィリピン7.7% 韓国5.7%と続きます 入居待機者は482世帯のうち外国人世帯は60世帯12.5% 言葉の対応はポルトガル語通訳を嘱託採用 その他は比較的日本語が理解でき また英語が通じることが多く 文化国際課の通訳にお願いしているとのことでした 14日(金)の特別委員会では委員長としてのデビューでしたが 舌が回らず「挙手少数(きょしゅしょうすう)」が上手くしゃべれませんでした(そんなことではダメじゃん!) でもホントに言いにくい単語ですよね
前日の一般質問で名鉄美合駅の踏切拡幅・歩道設置は平成21年度末の完了を目指すと回答がありました この問題は地域住民の長年の念願であり 皆さんの安全確保と利便性の向上に また一歩前進しました [質問] 現在 美合駅はバリアフリー化整備として エレベーター3基 スロープ・手すり・誘導ブロック 車椅子でも利用できる多目的トイレが整備され 平成20年3月の完成を目指し工事が進められています しかし 駅だけでなく駅に至る周辺道路も安全であってこそ 誰もが安心して利用できる駅になると考えます 地域からも踏切拡幅と歩道設置を望む声が強く 美合学区・緑丘学区の総代さんと連名で10月に本市・名鉄本社・愛知県に「名鉄美合駅の踏切改良及び歩道設置に関する要望書」を提出しました 県からの対応は? [答弁] 美合駅西側の一般県道「本郷・美合停車場線」の関係ですが 愛知県に確認したところ 踏切の北側の最初の交差点から踏切南側の信号交差点までを整備区間として 道路の東側(駅側)に幅3メートルの歩道を設置し 合わせて踏切の拡幅を計画しており 本年度中に測量・実施設計業務を行い 平成20年度から用地買収に入り 引き続き工事を行い 平成21年度末での完成を目指していると聞いています 美合駅は北側からの利用しかできないことから バリアフリー化整備に合わせて駅南側の整備についても検討しましたが 隣接地の中川ヒューム管の製品製造の中枢部であることから 現状では難しく今後状況の変化があれば検討していきたいと考えています
お忙しい中 傍聴に来て下さった皆さん ありがとうございます 内容は下記の通りです (抜粋) 1.中心市街地活性化基本計画について Q1.現行の計画との違いや内容は? A1.平成12年3月に策定した現計画は35事業を設定したが 現在の中心市街地を取り巻く課題とされている「居住」や「公共交通」といった分野への視点が欠けており まちの賑わい創出としては商業の活性化を中心に据えていた 今回の計画では将来像を「文化が創るまち」と定め 実現のために①交流施設整備や交流拠点ネットワーク化といった想像の源泉・契機となる交流の活性化②創造的な活動する市民を支援したり クリエイティブな企業立地を促進する創造活動の支援③ゆとりがあり文化に触れることが出来る空間・環境の提供といった3つの戦略を考えています Q2.計画の策定状況と今後のスケジュールは? A2.「岡崎市中心市街地活性化協議会」を7月に設置し 開催議論しています 最大の課題は「地域ぐるみの取り組み」で 具体的には第三セクターのいわゆる「まちづくり会社」が実施する事業が計画の中に位置づけられていることが 地域ぐるみの証であり 来年3月の申請では早すぎるのではないかという指摘です 今後は民間との調整の中でそれに適した会社組織を立ち上げた後に申請することになると考えています 2.美合地区 駅及び周辺整備について Q1.バリアフリー化事業の内容と完成時期は? A1.エレベーター3基が設置され階段を使わなくても各ホームに行くことができるようになります その他スロープ・手すり・誘導ブロックの設置 また車椅子での利用もできる多目的トイレを平成20年3月末の完成を目指して現在工事中です Q2.本市・名鉄本社・愛知県に要望書を提出した 駅西側の歩道設置 踏切拡幅の整備は? A2.県に確認したところ 駅西側の「本郷・美合停車場線」は踏み切りの北側の最初の交差点から踏切南側の交差点までを整備区間として 道路の東側(駅側)に幅3メートルの歩道を設置し あわせて踏切の拡幅を計画しており 本年度中に測量・実施設計業務を行い 平成20年度から用地買収 平成21年度末の完成を目指すと聞いています 3.藤川地区 駅及び周辺整備について Q1.まち・みち交流創造プロジェクト検討会での地元住民の声は? A1.今でさえ狭い道路に今以上に自動車交通量が増加したりして地域の方が日常生活で通行するのに一層不自由を感じるのではないかとの声に 現在までに自動車・自転車・歩行者の通行量調査を行い 周辺の道路や交通の状況分析をしています その結果を踏まえて今年度中に個別路線の整備計画を策定する予定です Q2.東部地域交流センター 道の駅 踏切の廃止・拡幅などの進捗状況と今後のスケジュールは? A2.東部地域交流センターはワークショップで意見集約を図り 平成20年度に実施設計・地域振興施設の基本設計・周辺基盤施設整備計画の詳細設計・用地買収 平成21年度から各事業の工事着手の予定です 道の駅は地域振興施設の整備内容としてJAあいち三河・岡崎商工会議所・額田商工会などの経済団体と研究を重ねていて方向性としては農林産物の直売施設を中心に考えています 踏切の廃止・拡幅に関しては鉄道事業者と基本的な合意に達しており 藤川小学校児童の通学路となっていて1日に700人の通過がある藤川4号踏切の歩行空間確保は平成20年度には詳細設計・関係機関協議 平成21年度には工事の予定で早急に対応するつもりです Q3.藤川町地域の歴史国道の整備について その町並み保存の格子戸の家に補助金を支給するとか 電線の地中化の考えは?また県道のカラー舗装は? A3.町並み保存の補助金 電線の地中化は名鉄藤川駅周辺の基盤整備・景観計画の策定に合わせて検討してまいります 県道のカラー舗装は事業主体である県への要望 働きかけをしてまいります 4.学校給食について Q1.文部科学省は平成17年度の全国の小中学校の給食費未納額が合計22億2900万円 未納者数は9万9000人であると調査結果を発表した 本市の未納問題の解消に向けた取り組みは? A1.本市の平成18年度の未納金は800270円で県平均の未納率0.19%を大きく下回る0.055%で これも各学校の先生方の電話催告や家庭訪問の結果だと思われます 教育委員会としても平成19年度は保健給食課の職員が学校側の協力を得て家庭訪問し 未納金の減少に努力しています Q2.給食費の徴収が 現場教師の本来業務でない問題で時間を割かれており 徴収業務の責任について明確化すべきでは? A2.給食費は教材費などと同様のもので 基本的には学校長が児童生徒に給食を与え その対価を分任出納員である学校長が徴収するものと考えています Q3.未納分の補填として 学校長や給食センター所長が責任を感じて滞納分の負担や立替をするようなことがあるのか? A3.未納分を学校長や給食センター所長が負担や立替払いをしているようなことはありません Q4.給食の食べ残しの量と処分方法は? A4.平成18年度の食べ残しの量は102トンで一人1回平均16グラム程です それ以外の下処理で出た野菜くず・主食の残り・食材の梱包材などで411トン これらは全て焼却処分しています 平成19年度に稼動した北部給食センターの下処理で出た野菜くずは生ごみ処理機で1日約150キロ処理し 土壌改良剤として再利用しています 牛乳の残りは1日約50リットルで 納入業者が回収し肥料の原料や廃棄処分をしています Q5.給食費は普通毎月払うものだが 先月支払いが間に合わなかったが今月まとめて支払った人も未納とカウントしてしまうとデータが変わってくるが未納の定義は? A5.学校給食会計は1個の独立した会計の性質を持っており 公会計と同様に毎会計年度の予算を編成する必要があります したがって毎年度出納閉鎖後は未納金として処理すべきであると考えています Q6.原油価格の高騰の余波で食材の価格が軒並み上がり 給食の日を減らした自治体 食材の質を落としたり一品減らした自治体 給食費を納めていない教員がいた自治体があるが 本市は? A6.現在のところ給食費の値上げは考えていません また教職員の未納もありません Q7.残渣などの処分について正確に処分されているのか?チェック機能は? A7.残渣などの処分は廃棄物処理業者によりクリーンセンターで処分し 処理後の伝票で処分量もチェックしています 牛乳の処分は市としてはチェックしていませんが 納入業者が愛知県学校給食会を通じ県学校給食牛乳協会できちんと管理されています Q8.給食費の未納問題を含め教員の多忙化が心配される 教育改革関連3法の中の学校教育法における幼稚園 小中学校などに副校長・主幹教諭・指導教諭を置くことができるという件について 県の動向は? A8.県では 副校長・指導教諭の配置は考えていないものの 主幹教諭については国から加配があれば配当していく方針であると聞いています 本市としては 副校長・主幹教諭・指導教諭について導入しないことについて考えは変わらないものの主幹教諭については 県の動向を見ながら県からの加配があれば対応を検討してまいります