私の一般質問に対しての教育委員会からの答弁です [質問] 老朽化した東部学校給食センターの建設計画については平成25年度オープンに向け 本年度はPFI方式か直営方式なのかを検討しているが 運営方法以外での概要で建設候補地はどこで 広さはどれくらいか?建物の規模は北部学校給食センターと比較してどうなのか?またインフラ整備はどうなっているのか? それと地元 地主への対応計画はどうなっているのかお聞かせください [答弁] 東部学校給食センターは昭和49年開設以来 約35年が経過し老朽化が進み衛生上の問題を踏まえて建て替えが急務とされています 平成19年度に基本計画を策定し その候補地や施設の規模などについて検討してまいりました 建設の候補地につきましては 市道美合小美線の南側で現在の給食センターの西側隣接地 約1万1千平方メートルを考えており 北部学校給食センターと同規模を予定しています インフラ整備につきましては 西側に9メートル道路を設置して市道に接続して地元住民も利用できる整備を予定しています 地元・地主の対応ですが今年度の運営手法が決まり次第 説明を行いたいと考えています
お忙しい中 傍聴に来て下さった皆さん ありがとうございます 今回は教育行政を中心に質問しました 内容は下記の通りです (抜粋) 1.東部学校給食センターについて Q1.先の議会で給食センターの運営にPFI方式を導入することを検討していると答弁があった 子ども達が毎日口にする学校給食をつくる施設は何よりも安全性が最優先されるべきだと考えるが現時点でのPFI手法に係る検討の内容は? A1.PFI事業の導入については企画課において導入事業の検討や選定に係る庁内調整を行っています まず始めに企画課において仮評価を行い その評価を受けて課長級職員で構成するPFI手法検討会議で評価し その後において副市長・部長級職員で構成するPFI手法審査会での審議を経ることになっています 現在評価調書の内容の精査を行っており仮評価を実施する段階となっています Q2.建設候補地や広さ インフラ整備は?また地元・地主への対応計画は? A2.現在の給食センターの西側隣接地 約1万1千平方メートルを考えています 市道美合小美線の南側で 西側に9メートル道路を設置して市道に接続して地元住民も利用できる整備を予定しています 地元・地主への対応は運営手法が決まり次第 説明を行いたいと考えています Q3.企画政策部でのPFI手法検討会議 PFI手法審査会の結果はいつ頃出るのか?それを受け 教育委員会は運営手法の決定はいつ頃出すのか? A3.PFI手法についての方向性は12月頃を目途に 教育委員会はその結果を受け 年度内には結論を出したいと考えています Q4.各会議の内容の公開は? A4.現在のところ方法や時期は未定だが何らかの方法で周知を図っていくことを考えています 2.特色ある地域教育について Q1.本市は徳川家康公の生誕地として知名度は全国的に高いと思う 家康公の生涯や功績 残された言葉を本市の小学生が学ぶことで大きな知識となり他市にはない伝統となると思う 「家康読本」を刊行し総合学習の時間に偉人に学び郷土に愛着とプライドがもてる学習機会を作れないものか? A1.本市は郷土読本 小学校編 中学校編が作成され社会科や総合学習の時間に岡崎市の地理・歴史・文化を中心に郷土を学ぶ機会が設定されているので今のところ「家康読本」を刊行する予定はありません また市内には家康の他 本多光太郎(矢作南小)や木村資生(根石小)などについて学習を深めている学校もあり 各学校の特色ある地域教育への取り組みを大切にしたいと考えています 3.武道必修化について Q1.約60年ぶりに改正された教育基本法のなかに「伝統と文化の尊重」が盛り込まれ これまで選択だった「武道」「ダンス」が必修化になる 武道場の準備 防具などの予算計画は? A1.武道場は市内19の中学校中17の学校に設置され 残りの2校は体育館を利用しています 防具などは毎年必要数に応じて配当されています また柔道着についても次年度より予算化され各校の必要数に応じて配当できるよう準備が進められています Q2.武道経験のない素人の指導は武道の習得以前に怪我や事故の心配があるが教員の指導・研修は? A2.指導者にあたる体育教師は大学等で武道を履修しており 現在も男子の指導に携わっているということで大きな問題はないと考えています 今後は怪我のないような段階的な指導 能力差に応じた指導など 個への配慮についてさらに指導者に周知していく必要性を感じています 同時に指導者講習会などの自主研修の機会も計画していく考えです Q3.武道とスポーツの違いは?またその意義について教育委員会はどう考えているか? A3.一番の違いは 武道には我が国固有の伝統と文化に触れる要素が数多くあると言う点であると捉えています 国際社会で活躍する日本人の育成が叫ばれる中 自国の伝統や文化の継承・発展を充実させていくことは大切であり「日本人の心や精神」「礼儀作法」を学ぶ良い機会だと捉えています 4.モンスターペアレントについて Q1.モンスターペアレントとは学校や担任教師に対し 自分の子どもに関する「理不尽な苦情」や「無理難題な要求」を突きつける保護者のことですが 本市の学校への理不尽な無理難題と思われるクレームはどのようなものがあるのか? A1.社会環境の変化により保護者や地域の価値観が多様化し 様々な要望・苦情が寄せられるようになりました 具体的には「新しい靴を履かせたので汚れたり磨り減ったりしないよう今日の校外学習にうちの子を連れていかないでください」「日本製の餃子を給食で出しているにもかかわらず自分の子どもが腹痛を起こしたのは中国産餃子を給食で食べさせたからだ」などがあります また威圧的な姿勢で何度も電話をかけてきたりするケースもあります Q2.より権限の強い教育委員会へのクレームはあるのか? A2.例としては「岡崎市に住んでいたんだから家出した妻と子どもを教育委員会が責任もって探すべきだ」「犬がうつ状態になったのは子どもが家の前を通るからだ 校長は責任を取ってやめるべきだ」などがあります Q3.教員用対応マニュアルはあるのか? A3.今のところ作成していません 基本的にはいずれの要望も学校の運営を見直し改善するための意見として受け止めた上で事実関係を調査し学校と保護者の接点を見出しお互いの守備範囲を明確にするよう努めています 5.モンスターペイシェントについて Q1.モンスターペイシェントとは医療従事者や医療機関に対して自己中心的で理不尽な要求・暴言を繰り返す患者や家族のことですが 市民病院へのクレームの実例はあるのか?また増加傾向か? A1.モンスターといえるほどの事例は年に数例程度あるが対応には苦慮しています いわれなき暴言を浴びせられたり 殴る 蹴る 噛み付きの暴行を受けたり 点滴スタンドを振り回したり 体を触られたりする迷惑行為はしばしば発生し 年々増加していると認識しています Q2.対応マニュアルはあるのか? A2.「暴力行為等への対処フロー」を作成し全職員に周知しています 暴力行為や器物破損があったときには通報を受けた警備員が現場に急行し 状況によっては警察に通報することになっています Q3.今後の対応策の考えは? A3.各部署で起きた問題を幹部に報告し当事者だけの対応でなく組織で守っていくために 対応方法を検討する専門委員会を立ち上げ検討の幅を持たせて迅速な対応をしてまいります 6.公共交通 岡崎市地域公共交通総合連携計画について Q1.連携計画策定の趣旨と概要は? A1.本市では高齢社会の進展や中心市街地の衰退 環境意識の高まりなど 社会経済状況の変化の進行による社会問題に対応するため都市機能集約型の市街地形成を目指した新しい都市づくりを進め 自動車に過度に依存した交通体系から公共交通が便利で使いやすく 歩行者や自転車が安全に安心して移動でき 自動車を加えたそれぞれの交通手段が連携した交通体系への転換を目指して総合交通政策を策定しました 国の支援を受けながら具体的にバスの実証実験運行や 地域におけるコミュニティ交通の導入支援や公共交通の利用促進活動を行います Q2.実証実験はどのように行うのか? A2.JR岡崎駅 愛知環状鉄道大門駅 名鉄矢作橋駅 額田支所から市民病院への4路線を交通拠点間を結ぶ運行として 既存バス路線の運行ルートやダイヤの変更として 愛知環状鉄道北野・枡塚駅と名鉄矢作橋駅を介してJR西岡崎駅までの運行を実証実験として行います また額田地区においては乗合タクシーの試行運行や地域住民によるコミュニティ交通の導入支援の実証実験を考えています