園山. 私の地元岡崎市では 近々桜祭りが執り行われ この桜祭りの開催地である岡崎公園を流れる乙川の整備について伺う 乙川については 学識経験者や地域の方々の意見を踏まえ 今後のおおむね30年間の具体的な河川整備の内容を示す「一級河川矢作川水系乙川圏域河川整備計画」が平成14年7月18日に策定された その後 平成19年6月29日に 計画を一部見直し 現在の河川整備計画は 上流の男川に至る区間の河川の拡幅などと 美合町へ約17ヘクタールの遊水池を整備する内容となっている この遊水池については 平成20年3月9日に西三河建設事務所建設第二課 平成20年6月15日に同事務所河川港湾整備課により 測量調査などの事業説明会が実施され私も参加した 当時 事業は順調に進行していたが 平成20年8月末豪雨により伊賀川などで甚大な被害が発生したことを受け その後は 被害対策として床上浸水対策特別緊急事業 いわゆる床上事業が優先されることとなった その伊賀川における床上事業は 平成26年度に完了した 床上事業期間中にも 乙川の沿川 美合町などでは浸水被害が発生しており 地域の皆様にとって 乙川の整備を推し進めることは大変重要な課題である そこで 改めて「乙川圏域河川整備計画」に基づく乙川の整備状況と今後の進め方について聞く 愛知県. 整備計画について 床上事業着手後 乙川本川では 平成23年の浸水被害への再度災害防止対策として掘削などを実施してきました 床上事業後の平成26年度より 竹橋から御用橋の間の用地買収に係る調査にも着手しました 遊水池については 平成21年度以降継続して 地下水位調査を実施しています 今後の進め方については 乙川の拡幅を引き続き促進するとともに 遊水池の整備に向けて 関連する岡崎市の六斗目川の整備と連携させ より効果的・効率的な整備が可能となるよう検討していく 園山. 今の回答で 地域の課題になっている乙川遊水池計画が継続されていることを聞いて安心した 早期の着工を改めて要望する
園山. 伊賀川は 平成21年度から26年度までの床上事業により 三清橋から猿橋までの約2.4キロメートルの河川整備が完了した 整備により川を大きく掘り下げ 堤防から川底までが5メートルほどの高低差ができた 私は先日 整備された伊賀川周辺を歩いてみたが 床上事業区間のうち 梅平橋から猿橋にわたり 堤防道路からの転落防止対策ができていないように感じる 現状では 簡易的な柵やロープのところ また全く何もないところもあり 子どもやお年寄りがてんらくすれば大変な事故につながるおそれがある 地域の方々の散歩コースでもある伊賀川における堤防道路の転落防止対策について聞く 愛知県. 床上事業に着手した平成21年度頃より 転落防止の必要性について 地域から意見をいただいており 県としては 岡崎市と調整を図り 床上事業の工事が完了した下流から 市により転落防止の防護柵を設置してきています 岡崎市による転落防止柵の設置は 今年度までに下流より梅平橋付近の区間を実施していて 市からは 来年度以降も猿橋までの区間を計画的に進めていくと聞いています 園山. 市の予算の関係もあるが 地域住民の皆様の安心安全の確保のため 一日も早く万全の対策をお願いする